こんにちは、「運命の雛見沢」です
最終決戦の最後に颯爽と現れ、魔王軍や自身の教え子である「アバンの使徒」だけでなく読者をも驚愕させた、アバン=デ=ジニュアール3世
小暮先輩を2年間も待たせやがった、三井寿
「遅れてきたルーキー」BOOMER
待ち望まれた『待ち人』と言うのは「遅れてくる」のが定番だ
6号機に圧倒的な完成度で復刻を遂げた「ひぐらしのなく頃に祭2」
比類なき技術介入要素を引っ提げて、数々のなんちゃってユーザーを嘆きノ森へ葬り、ふるいにかけられて何とか生き残った頃にストをLEVEL5まで発症させ、業界を震撼させつつも、一時代を作り上げた名機
そんな名機もまだ現役で稼働してはいるが、スマスロの猛威に圧され、ホールから姿を消し始めている
ナメック星で覚醒した悟空にボコされるまでは圧倒的絶望感しかなかったフリーザも、ツギハギまみれでパパと地球を訪れたら秒でスライスされてしまう
祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ
長い戦国時代の歴史の中で、一瞬の輝きを放った平家を詠った『平家物語』
源氏と対に並んで、日本史にその名を刻む平家だが、勢力として勢いを保っていたのは、20年そこそこであることはご存じだろうか
プロサッカー選手として今年もピッチに立ち、プロ歴37年を誇るキング・カズと比べたらハナクソみたいなキャリアだ
それでも、天下を取るほどの勢いを纏った平家は、時代の寵児として歴史にその名を刻み、そのジェットコースター的スランプグラフに想いを馳せた琵琶法師によって唱(うた)として紡がれ、日本史に残ったのだ
『紡がれし盟主の遊撃手』二岡智宏~坂本勇人~門脇誠の系譜然り、
或いは、
『罪深き迷主の遊激士』清田育弘~山川穂高~安樂智大の系譜然り
そう、これぞまさしく『世代交代』なのである
「なあに、まだやれるさ」
と本人は思っていても、次世代のプロスペクトが下から突き上げてくる
「監督は俺よりも若手を使うのか・・・」って?
そりゃそうだろ。そいつを獲得するのにいくらかけたと思ってんだ
衰えたベテランを使って負けたら、監督のクビが飛ぶ
オワコンの機種をメイン島に設置して客が飛んだら、エリア長のクビが飛ぶ
プロ野球界もスロット業界も同じなのだ
そんなこんなで、都内では当初予定より2週間の遅れを経て、遂に導入された「ひぐらしのなく頃に祭2」の正統後継機。それが、
「Lひぐらしのなく頃に 業」
である
(※記事内一部画像、および解析値引用は『一撃』さまより)
先代からしっかりと継承された「低設定域での激甘スペック」はもちろん、スマスロとしての火力を体現する「高設定域でのハイスペック」も兼ね揃えたハイブリッド機種は、増産も含めて7,500台をリリースした祭2を超える、初期出荷台数は堂々たる10,000台だ
オーイズミが着々と築き上げたレガシーに土足で乗っかって出荷台数を跳ね上げたフィールズ販売にほんの少しの不快感とほんの僅かな殺意はおぼえつつも、前作をリスペクトし、それなりの予算を費やしたろうなあ・・・と察せる、祭2への深いオマージュを体現させたディライトとダイイチの開発チームには、本当に頭が下がる
結論から言うと、文句なしの出来栄えだ
初対戦で感じた「安堵感」をどう言葉にしたらいいか、語彙力のないぼくには分からないレベルだ
通常時の「演出」は正直イマイチだが、「演出バランス」という話になれば、いわゆる「寒アツ」が逆にうまくハマっており、結果的に好バランスとなっている
こんなんで当たるのかw
というパターンも散見され、強弱が極端だった祭2の演出バランスと比べると、強・中・弱のバランスが良くなっていると言えよう
まだ導入から3週間ほどで、詳しい解析も出揃っていないため、そこまでコアな記事にはならないことを、先にお詫び申し上げる
とはいえ、まだ5万Gにも満たない稼働だが、自身「ほぼ無敗」を誇る本機の爆誕を喜ぶ衝動が抑えきれずに、こうして記事を書いている
思えば、ここ数年
革新的な『創造』に、とんと出会っていない気がする
1を100にする『進化』は凡人にも出来るが、
0から1を『創造』して産み出せるのは真の天才だけだ
藤子不二雄の両先生が産み出した名作が、なぜ時代や老若男女の垣根を越えて愛され続けているのか、その理由は少し考えればお分かりいただけるだろう
また懐古をしてしまうが、4号機の「ウルトラマン倶楽部3」や「獣王」、5号機の「2027」や「交響詩篇エウレカセブン」は創造を超えた『発明』だった
あれだけの発明を6号機で体現したのは、それこそ「ひぐらしのなく頃に祭2」と「革命機ヴァルヴレイヴ」くらいだろう
店内を見渡せば、かつて名を馳せた名機たちの遺伝子を受け継いだ機種が犇めいている
しかし、現状、ホールに溢れているのは、過去の栄光をコピペしただけの「偽物の2世」ばかりだ
過去の輝かしい栄光に乗り、産み出された後継機たちが次々と顔に泥を塗り、ようやく「セレブレーション」で汚名返上をしたと思ったら「クランキークレスト」が出る始末
桐島ローランドの元嫁が「バカ息子」とクラクレの島に殴り書きしても文句は言えないだろう
『2が1を超えた作品は?』と言われて、世界中の誰しもが思いつくのは「ターミネーター」と「ストリートファイター」しか存在しないのだから、それも仕方のない事
あと8年で前任のキャリアを超える水田わさびだが、10年後でも昭和から生きてる老害の頭の中から、あの声を消すことは出来ないのだ。うふふふふ
ところがどっこい
前作は流石に越えられないだろう、と思われたひぐらし業は、祭2とは斜め上の仕上がりで前作を越えてきたと言えるのだ
以下に、少ないながらも掲載する戦績をご覧いただきたい
ぼくはまだ低設定しか打っていないと思うが、とにかく負けないのだ
【Lひぐらしのなく頃に 業 戦績(2023年の12月中旬現在)】
総回転G数:42,550G
総ARTG数:15,710G(ART滞在率:36.9%)
オヤシロビッグボーナス:11回(1/3868)
ひぐらしボーナス:93回(1/457.5)
ビッグボーナス(オヤシロ+ひぐらし)合算:104回(1/409.1)
※参考【設定①のビッグボーナス確率=1/381】
富竹ボーナス:93回(1/457.5)
※参考【設定①の富竹ボーナス確率=1/407】
運命分岐/技術介入成功率(難易度・高のみ):262/284=92.25%
ビッグ中/技術介入成功率(難易度・高のみ):378/404=93.56%
運命分岐転落時/技術介入成功率(難易度・高のみ):153/153=100%
お世辞にも優秀とは言えない数値
この内容で、
10勝2敗 勝率 .833
差枚:+5,748枚
機械割:104.5%
②否定は唸るほど確認しているが、①否定は一度も未確認
それでも、正直、今のところは負け方が全く見当たらないのだ
業に座る際に意識している事は、以下の通り
【朝から設定狙いの場合】
・業が仕掛けに絡む可能性が高い
・当たり対象末尾の可能性がある
・公約的に高設定投入が見込める
【他機種稼働後、および仕事終わり稼働の場合】
・サビ抜き(転落履歴が成功100%)
これだけだ
後者の場合、サビ抜きの中でも、カケラ追想&創生、奇跡の可能性など特化確認を優遇し、Lv.2比率の高い台(上級者稼働台)は優先度を落とす
理由は簡単
上級者が「捨てる」という思考が働いて、それを選択させた
という一点のみ
ホントは④⑤⑥確出てたけど、昨日の浮気以降、彼女がLINEを既読スルーで焦って捨てて帰ったという可能性を妄想するほどスロリーマンは暇じゃない
あまりにも恥ずかしくて自分にムカつくので、技術介入の数値はこれから意地でも上げていくし、解析がどんどん詳らかになれば、それだけ高設定奪取も叶いやすくなる
つまり、数字はここから更に上がる
少なくとも導入開始時に、新台特需なんてカケラも感じなかった状況で、これだ
特に有権者に訴えたいのは、12戦中の2敗を喫した以下の内訳だ
①サビ入りをやむを得ず打って、200G以内にボーナスを引けなかった
→ ー1,371枚
②仕事終わりでサビ抜き台に座ったが、友人がモンハンの当たり末尾を譲ってくれるというので、40分で移動した
→ ー95枚
これだけだ
サビ抜き、もしくは着席200G以内にボーナスを当選させて、周期天井を自力で書き換えたケースであれば、上記②を除いて「全勝」である
繰り返す
決して誇れる精度の数字ではない
ボーナス確率は「完走型ART機」とは言え、①以下の出現率
高設定にも、おそらく座れていない
それでもこれだけの数字を残せる
これでは、今作も「甘い」と断言せざるを得まい
ただ、当然のことながら、やるべき事は最低限やらなければならない
ぼくが解析も出揃っていない業に向き合う上で、「当たり前の事」としてやっている事を明記するので、参考までに(上記と重複します)
【朝から設定狙いの場合】
・業が仕掛けに絡む可能性が高い店に行く
・当たり末尾対象になる可能性がある
・公約的に高設定投入が見込める店に行く
【他機種稼働後、および仕事終わり稼働の場合】
・サビ抜き台に座る(これは前提として100%守っている)
まずはこれらの大前提がある上で、以下を実践稼働中に行っている
【カウント(全体)】 ※共通ベル判別のため、通常時と運命分岐中は中押しのみ。これは絶対厳守!!
・一枚役B(独立カウント。重複有無は仕分けしない)
・一枚役A+C(合算カウント。重複有無は仕分けしない)
・共通ベル(停止形で通常時から判別可能。通常時~ART中まで一気通貫でカウント)
・スイカ(独立カウント。重複有無は仕分けしない)
・三択ベル(停止形で通常時から判別可能。取りこぼし、入賞隔てなく、通常時~ART中まで一気通貫でカウント)
【カウント(ART中)】
・ART中共通ベル(一気通貫カウントと並行重複して、ART中のみの成立もカウント。細かい理由は多々あるが、ART中の暇潰しも兼ねてますw)
・ART中はずれ(単独成立との仕分けはしないが、メモは残す)
【カウント(BB中)】 ※左は白ビタ狙いのみ
・+1G回数
・+3G回数
・+5G、10G以上回数(メモも残す)
・制服沙都子回数(奇数示唆)
・制服梨花回数(偶数示唆)
※獲得G数振り分けに設定差(大)があると推測
【カウント(富竹中)】
・キャラ紹介数(1富竹で+4。「BARを狙え!」カットインが2連続で来て消された時だけカウント除外)
・銀背景回数
・金背景回数(未確認)
・エウア背景回数(未確認)
・沙都子スタートシナリオ(奇数示唆と推測)
・梨花スタートシナリオ(偶数示唆と推測)
【カウント(ステージチェンジ)】
・ロゴエフェクトあり(大) → 前作同様、偶数偏重と推測
・ロゴエフェクトあり(中) → 前作同様、奇数偏重と推測
・ロゴエフェクトなし
【カウント(転落時ボイス)】
・富竹「オヤシロさまの祟りか」(デフォルトカウント)
・梨花「そこまで知って、あなたは何が出来るの」(奇数示唆)
・梨花「もう全て、終わっているわ」(偶数示唆)
・梨花「これで、いつでも死ねるわね」(設定②以上示唆)
・羽入「ごめんなさい、ごめんなさい」(設定⑤⑥確定)
【メモ(両ビッグボーナス当選時)】
・当選契機役
・出現ボーナス種類
・高確恩恵の有無(+3Gなど)
・1stキャラ画面
・+@(「奇跡の可能性」突入などあれば)
【メモ(富竹ボーナス当選時)】
・当選契機役
・出現ボーナス種類
・高確恩恵の有無(+3Gなど)
・BAR揃い
・銀以外の特殊キャラ背景画面(金、エウアなど)
・終了時デフォルト背景画面以外出現時
・+@(「奇跡の可能性」突入などあれば)
【メモ(CZ到達時)】
・獲得保証G数(③/⑤/HOLD)
【メモ(その他)】
・追想到達G数(MIN:5G~MAX:45Gで、5G刻みと推測)
・創生到達契機(いつかメモできる日が来ますように)
・てんとう虫トロフィー(いつかメモできる日が来ますように)
・にぱー演出設定示唆パターン(いつかメモできる日が来ますように)
【運命分岐転落技術介入】
・常に「難易度・高」で100%成功
※当然ながら義務教育。ここのミスだけは言い訳無用。徳川家に仕える身であるとしたら、武士ならその場で切腹、忍びならその場で舌を噛んで自害すべき
・・・と、自身に言い聞かせている
以上
たったのこれだけだ(白目)
解析が出揃わないので、トゥマッチを承知の上で、全ての事象をカウント・メモするようにしている
「そんなの本当に意味があるの?無駄じゃない?」
という意見もあるだろう。至極、ごもっともだ
ただ一つ言いたいのは、ぼくは業に限らず、全ての期待値稼働機種でこのスタンスを続けて、結果を残し続けている
ぼくを否定するのは各人の自由、ただし異をとなえるおつもりならば結果を残してからにしてね、という感覚で日々の稼働に向き合っている
プロは結果がすべてなのだ
これら数値だけでなく、いわゆる「打感」の感想を文字にすると、以下のようになる
実際に自分で稼働していて思うのは、ボーダー維持力の秀逸さを特に感じている
例えば、運よくビッグが重なって800~1,000枚のメダルを獲得したとして、そのまま200G後の周期CZを落とし、更にその次の周期CZも落とす、という中々に無慈悲なケース
この時に、右手位置のデジタルに目をやると、保有枚数は「3~400枚」くらいになってしまうが、次の周期にも届くと思えるし、仮にすぐにビッグを引いてARTを消化すれば、「700枚近くまで回復するな」と思える火力がある
そうやって現状維持とプチ上振れ、プチ下ブレを繰り返しながら、
「カケラ創生」
「YOU」
「魔女の瞳」
「奇跡の可能性」
の四大特化ゾーンを虎視眈々と『待ち』、『掴んで』、『殺す』、というメソッドが見えてくるのだ
高確G数加算当選、ベルフリーズ、ロングフリーズなどは期待するものではないので、頭から除外している
こうして記事を書けば書くほど、甘いなあと実感する
「ひぐらしのなく頃に祭2の再来」と呼ぶのは、もはや失礼だ
「Lひぐらしのなく頃に 業」は、正真正銘、開発者が愛を注いで、0から1を産み出した魔女なのだ
これが中世欧州であれば理不尽な魔女狩りに遭って、速攻で根絶やしにされただろう
だが時代はスマスロ戦国時代
金をかけるだけかけさせられて、ロクな稼働貢献もせずに、奇跡も魔法も通用せず、気付いたら勝手にいなくなっている放蕩チルドレンも多い中、業はどれだけ歴史を刻めるだろうか?
業の処遇は、今後のホール、いや、スマスロ業界が辿る未来の姿を形容すると言っても過言ではない
ゆえに、全国の頃にストに声を大にして伝えたい
業が消えてしまう前に、稼働せよ
不満や文句を言っても、現実は覆らない
シノゴノ言わず、脚を使って、腕を磨いて
「もう一棟、蔵を建てないか?」
see you next when they cry...